VISAのトップブランド戦略
岩田 昭男
東洋経済新報社 刊
発売日 2003-11
多面的で、濃い分析で、勉強になります! 2005-08-10
タイトルから受ける印象は、VISAのブランドマーケティングの
分析本のような感じですが、もちろん、それにもふれていますが、
それだけにとどまらず、分析のカバー範囲、考察範囲はもっと広く、
相当に詳細です。
従来のプラスチック・クレジット決済での勝者、VISAの秘密、
いう話だけでなく、各国の消費者決済状況分析や業界動向を
膨大な資料、データ、さらにVISA関係者の
インタビューを元に構成しています。
その中から、来るべき、ユビキタス・コマース決済
(u-コマース、m-コマースなどのネット決済)において、
VISAを初め、決済ベンダーはどのような変貌を遂げていこうと
しているのか、行くべきか、を多面的に、かつ、詳細に解説、分析
した、内容の濃い良書です。認証方式やICカードの話も詳しい。
特に本書では、スマートカード技術、無線通信技術、規格、業界
の動向など、テクノロジーや実証実験、企業連携などのニュース
、加えて、Suica/フェリカなどとの関係も交えてて、
それらの素材を丁寧にトラックしているところが
著者の苦労がかいま見えますが、
そのかいあって、かなり詳しい、舞台裏話を知ることができます。
世界最先端の決済システムを巡る話と、近未来の動向を知るのに
最適な一冊です。
世界トップのフライチャンズとは 2004-02-08
クレジットカード業界のみならずとも、シェア維持・拡大の
秘訣を知りたい方にお勧めできます
また、VISA以外の企業名が多数登場しているので、親しみ
やすく書かれてます
大企業にお勤めの方は協力会社との関係を見直すキッカケに、
中小企業にお勤めの方は大企業との関係構築のご参考にして
みてはいかがでしょうか?
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